キヤノンソフト、マルチブラウザ環境に対応したWebアプリ自動生成ツール新版


 キヤノンソフトウェア株式会社(キヤノンソフト)は31日、Webアプリケーション100%自動生成ツールの新版「Web Performer V1.2.2」を発表した。

 Web Performerは、プログラミングなしにWebアプリケーションを100%自動生成する、業務用Webアプリケーション開発ツール。業務・設計ノウハウを活用して「基本設計情報」を定義するだけで、ツール側がアプリケーションを自動生成してくれるので、Web開発者の工数を削減することができ、現在200社程度の導入実績があるという。

 今回の新版では、実行環境において、以前から対応してたInternet Explorer(IE)に加え、Firefox、Chromeをサポートした。これによってWeb開発者は、JavaScriptなどのWebブラウザ依存による使用差異への対応に悩まされることなく、マルチブラウザ対応アプリケーションを容易に構築できるようになるという。

 本番環境の対応プラットフォームは、Windows 7/Vista/XPに搭載されている、IE6/7/8/9、Firefox 10以降、Chrome 19以降。

 また10月以降にはSafariへの対応も予定しており、この際にはWindowsだけでなくiPadのSafariにも対応し、マルチデバイスでの利用が可能になるとのこと。

 価格は、「EE版」が500万円(税別)から、実行環境をWindowsとSystem iに限定した「SE版」が300万円(税別)から。キヤノンソフトでは、導入に関するシステム開発などを含め、2015年までに35億円の売り上げを見込んでいる。

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