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キヤノンソフト、Webアプリ自動生成ツール「Web Performer」新版~スマートデバイス向けも自動生成可能に

生成したモバイル向けアプリケーションの画面イメージ

 キヤノンソフトウェア株式会社(以下、キヤノンソフト)は31日、Webアプリケーション100%自動生成ツールの新版「Web Performer V1.3.0」を同日より販売開始すると発表した。

 「Web Performer」は、プログラミング作業を行わずにWebアプリケーションを100%自動生成できる、業務用Webアプリケーション開発ツール。「基本設計情報」を定義するだけでツール側がアプリケーションを自動生成するため、Web開発者の工数を削減でき、250社程度への導入実績があるという。

 今回の新版では、PCから利用するWebアプリケーションの自動生成に加えて、iPhone/iPadやAndroid端末から利用できるWebアプリケーションについても、100%自動生成できるようになった。Web開発者が画面定義の際に「モバイル画面」と設定するだけで、従来のPC用の定義と同じように、スマートデバイスに対応したWebアプリケーションの構築を行える。

 なおGUI部品としては、オープンソースフレームワーク「j Query Mobile」のものを活用しており、スマートデバイスのWebブラウザに最適化された画面や、フリック/タップといったスマートデバイス特有の操作に対応するWebアプリケーションを自動生成できるとのこと。

 価格は、「EE版」が500万円(税別)から、実行環境をWindowsとSystem iに限定した「SE版」が300万円(税別)から。

 キヤノンソフトでは、大手・中堅企業のIT部門やSIベンダーなどを中心に販売を進め、導入に関するシステム開発を含めて、2015年までに35億円の売り上げと、累計400社への販売を目指すとしている。

(石井 一志)