レッドハット、ビジネスルール管理システムの新版「JBoss Enterprise BRMS 5.3」


 レッドハット株式会社は18日、BPM(ビジネスプロセス処理)とCEP(複合イベント処理)機能を統合したビジネスルール管理システム(BRMS)製品の新版「JBoss Enterprise BRMS 5.3」を、同日より提供開始すると発表した。課金は年額サブスクリプション方式で、テクニカルサポート、アップグレード、修正プログラムを含んで、16コアあたり312万円(税別)から。

 JBoss Enterprise BRMS 5.3は、オープンソースベースで開発されているビジネスルール管理ソフト。新版では、新たなワークフロー管理システム「jBPM5」を搭載した点が大きな特徴で、ビジネスプロセス管理のための標準「BPMN(Business Process Notation) 2.0)」の機能を統合したことにより、BPMシステムからその複雑性を排除できるようになるという。

 さらに、Webブラウザでのビジネスルール管理機能が提供され、BPMN 2.0の表記に対応したBPMモデリングがWebブラウザから操作できるとのこと。

 また、CEP機能との統合が行われているため、大量に発生するビジネスイベントを集約してビジネスルールと照合することにより、大量データから予知されているビジネス兆候をリアルタイムなシステムイベントして発見可能なほか、統合されたBPM機能を利用することで、発見されたイベントに最適なビジネスプロセスを実行させることもできる。

 なお日本国内では、北陸コカ・コーラボトリング、ヒスコムの両社で早期提供プログラムに基づいた導入が行われており、システム開発が進んでいるとのこと。

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