日立システムズ、VMware統合管理ツールを国内4カ所のデータセンターで採用


 株式会社日立システムズは11日、ヴイエムウェア株式会社のデータセンター向け統合管理ソリューション「VMware vCenter Operations Manager」を国内4カ所の自社データセンターで採用したと発表した。

 日立システムズでは、ITリソースを必要な時に必要な分だけ利用できるリソースオンデマンドサービス「BusinessStage ROD」を、関東・関西地区に配置した4カ所のデータセンターで提供している。

 同サービスにの仮想化基盤には「VMware vSphere」を採用し、仮想環境における運用管理のノウハウを蓄積してきた。しかし、複数の仮想サーバーや場所が分散しているIT環境の一元管理は困難で、その規模が大きくなるほど運用管理の作業時間は増大していたという。

 そこで今回、4カ所のデータセンターに「VMware vCenter Operations Manager」を導入し、運用を開始した。複数のデータセンター規模での導入は国内初だという。

 これにより、データセンターごとに行われていた運用管理の一元化を実現したほか、「VMware vCenter Operations Manager」の自動化機能、リアルタイムな監視・分析機能の活用により、運用管理に要する作業時間の削減を図った。また、サービスレスポンスタイムやターンアラウンドタイムの短縮や、よりプロアクティブで迅速な運用管理を実現し、「BusinessStage ROD」の品質を向上できたとする。

 なお、日立システムズは今回の「VMware vCenter Operations Manager」導入に合わせて、ヴイエムウェアのクラウドコンピューティングパートナー認定制度のうち「VMware vCloud Powered サービスプロバイダ」認定を取得している。

 日立システムズでは、今後「BusinessStage ROD」の拡販に努め、2015年度末までに約100億円の売り上げを目指していく。

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