大塚商会、電力の見える化を支援~12万円からのスターターパック


 株式会社大塚商会は19日、自動的に使用電力量を計測できる「電力の見える化スターターパック」を発売した。価格は12万円(税別)。

 同製品は、電気機器の使用電力量を計測するもの。無線機能を備えたスマートコンセントに計測したい電気機器をつなぎ、無線を介して使用電力データが収集される。

電力の見える化/見せる化ソリューションの全体構成図実際の製品構成(ステルスは別売)

 スターターパックには、無線機能を備えたスマートコンセント(スティング)が4本、PCに挿入しスマートコンセントからのデータを収集するUSB型デバイス(スティック)が同梱される。

 電気工事が不要なため、取り付けは簡単。設置後すぐに、使用電力量の見える化が可能となる。価格は12万円(税別)。追加スティングは1万2000円(同)/本。手軽に電力使用量の見える化が可能な製品として中堅以下の企業に訴求する。

 このほか、天井の照明に取り付ける埋め込み型デバイス(ステルス)を使ってより幅広い機器を対象にデータを計測したい場合や、デマンドコントロールまで行いたい場合には、デマンドコントローラをセットにして98万円(税別)で提供する。

後藤和彦氏

 上席執行役員 プロダクトプロモーション部長の後藤和彦氏は「デマンドコントロールまでいかなくても、電気使用量の見える化だけでも分かることはたくさんある。当社自身の事例では、1800台のPCをWindows XPから7へ移行することで14.2%削減できた。その効果がすぐに分かった。またあるフロアでの電力使用量を計測したところ、照明、空調などと比べて技術者フロアのサーバーの消費電力が突出していることが判明。ムダを発見しやすくなり、検証機の仮想化を検討するなど、今後の方針も決めやすくなる」とメリットを説明した。

同製品により無駄や効果がすぐ分かる気づいた時にすぐ可視化
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(川島 弘之)
2012/6/19 15:43