NEC、WAFソフトとクラスタソフトのAWS環境対応版を提供


 日本電気株式会社(以下、NEC)は8日、Webアプリケーションファイアウォール(WAF)ソフト「InfoCage SiteShell」クラスタリングソフト「CLUSTERPRO」を、Amazon Web Services(AWS)のクラウド環境に対応させたと発表した。AWS対応版は、同日より提供を開始している。

 「InfoCage SiteShell」は、ソフトウェア型のWAF製品。攻撃を検知するための脆弱性対策情報(ブラックリスト)をNECから随時提供し、それに従って各種攻撃を検知・ブロックできるという。今回のAWS対応版は、AWSのクラウド環境で動作しているWebサーバー上へ導入するもので、運用中のスケールアウトなどの構成変更に、容易に対応できるとのこと。

 一方の「CLUSTERPRO」は、高可用クラスタを構成するためのソフト。AWS対応版では、AWSで提供される仮想環境でHA構成を行えるため、AWSのクラウド環境下でより重要な業務を実施可能になった。また、AWSリージョン(データセンター群)内の複数のアベイラビリティゾーンをまたがってHAクラスタが構成できることから、データセンター障害への対応も可能としている。

 なおNECでは、5月9日~11日に東京ビッグサイトで開催されるクラウドコンピューティングEXPOの自社ブース、ならびにAWSブースに、両製品を出展するとのことだ。

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