NEC、障害の予兆を検知可能にしたHAソフト新版「CLUSTERPRO X 3.1シリーズ」


 日本電気株式会社(NEC)は13日、高可用性(HA)ソフトの新版「CLUSTERPRO X 3.1シリーズ」を発表した。同日より販売を開始し、10月11日より出荷する予定。

 CLUSTERPRO Xは、システム障害を監視し、障害発生時には予備サーバーに業務を引き継いで、システムの高可用性を実現するソフト。新版では、CPUやメモリなどのシステムリソース利用状況を分析・予測するオプション「CLUSTERPRO X System Resource Agent」を搭載可能とした。これによって、障害の予兆を検知して、最適なサーバーへ業務を自動的に切り替える「スマートフェイルオーバ」に対応。従来は障害発生後にシステム切り替えを行っていたが、障害予兆の検知に基づいた自動切り替えを行えるため、障害時のシステム停止時間を約1/4に短縮できるという。

 また、JavaVMのメモリや並列処理の実行状況を監視するオプション「CLUSTERPRO X Java Resource Agent」も用意された。このオプションを利用すると、自社製品の「WebOTX Application Server」をはじめとしたアプリケーションサーバーと、負荷分散サーバーの連携が強化されるため、システムリソース不足や高負荷状況を事前検知して、サーバーの高速切り替え・復旧を実現する。

 あわせて、「LifeTouch」をはじめとするタブレット型端末や、「MEDIAS」などのスマートフォンを用いて、サーバーの動作状況などが容易に管理可能になったほか、Linuxシステムの構築ニーズ増加に対応するために、Red Hat Enterprise Linux 6.1とCLUSTERPRO X 3.1のパッケージも製品化された。

 価格は、CLUSTERPRO X 3.1ならびにCLUSTERPRO X 3.1 for VMが各60万円(税別)から、オプションのCLUSTERPRO X System Resource Agent 3.1、CLUSTERPRO X Java Resource Agent 3.1が各30万円(税別)から。

 また、Red Hat Enterprise Linux 6.1とCLUSTERPRO X 3.1のパッケージ「Red Hat Enterprise Linux 6 スマートHAクラスタパック」は112万円(税別)から。こちらには、CLUSTERPRO X System Resource Agentも同梱されている。

 なおNECでは、11月10日から11日まで、東京国際フォーラムで開催されるプライベートイベント「C&Cユーザーフォーラム&iEXPO2011」でこの製品を展示する予定。シリーズ全体で、今後3年間に250億円の販売を計画している。

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