米Nexsan、ミッドレンジ向けのNAS製品「NST5000」
NST5000ファミリー |
米Nexsan 日本事務所は16日、ミッドレンジ向けのNAS製品「NST5000ファミリー」を、同日より販売開始すると発表した。
「NST5000ファミリー」は、5TB~数百TB規模までのデータを持つミッドレンジ層に向けたNAS製品。複数のSSD技術を用いたFASTier機能を備えており、Hyper-V、Xen Server、VMwareなどの仮想環境で実行されるアプリケーションを含めたランダムI/Oワークロードに、高いパフォーマンスを提供できるという。
また、あらかじめ設定されたポリシーに基づき、アクセスのないディスクの回転数を抑止、あるいは停止するAutoMAID機能により、ディスクパックアップなどで消費電力を最大85%削減できるとした。
可用性の面では、単一障害点を持たない構成で冗長化が行われているほか、自動フェイルオーバーとホットプラグに対応したストレージコントローラを搭載。加えて、オンライン状態のまま内蔵ドロワーを引き出し、オペレーションを継続しながらディスクやファンの交換作業を容易に行えるActive Drawer Technologyも備えている。
このほか、複数のLUNをプールして一括管理し、自動ストレージI/Oリバランスにより複数の処理をまとめて行うストレージ仮想化機能、スナップショット、非同期レプリケーション、同期レプリケーションおよびNDMP(Network Data Management Protocol)などのデータ保護機能も利用可能だ。
ラインアップは、容量や性能の違いによって「NST5100」「NST5300」「NST5500」の3つが用意される。インターフェイスは、コントローラあたり最大6ポートのGigabit Ethernet(GbE)、あるいは最大2ポートの10GbEを搭載。NASとしてはNFS/CIFSをサポートし、iSCSI SAMにも対応可能とした。
Nexsanでは、今後3年間で7億円の売り上げを見込む。