ベリサインの「二要素認証」とF5の「SSL-VPN」、相互接続性を実証


 日本ベリサイン株式会社(以下、ベリサイン)とF5ネットワークスジャパン株式会社(以下、F5ジャパン)は28日、二要素認証とSSL-VPNの相互接続性を確認したと発表した。

 「ベリサイン マネージドPKI」によりクライアント証明書・ワンタイムパスワード(OTP)認証を提供するリモートアクセス向け追加認証サービス「Symantec Validation&ID Protection(VIP)エンタープライズゲートウェイ」と、「BIG-IP Access Policy Manager(APM)」との相互接続性を検証した。

 Symantec VIPエンタープライズゲートウェイは、クラウド型リモートアクセス向け認証ソリューション。OATHを採用した認証サービスにより、さまざまなトークンが利用できるほか、単一のトークンを複数のサービスで共用できるのが特徴。一方のBIG-IP APMは、社外から簡単に社内ネットワークへつなぎ、高速にアプリケーションにアクセスさせるSSL-VPN製品。最大10万同時接続を処理できる性能を備えるのが特徴。

 モバイルデバイスの普及、事業継続性の観点から企業内でリモートアクセスに対するニーズが高まっている。その際にセキュリティ要件を満たすためのソリューションとして両製品の相互接続性を訴求する。

 BIG-IP APMによるリモートアクセス時、通常のID/パスワード認証に「クライアント証明書による認証」または「OTP認証」を加えた二要素認証を行うことで、より汎用的に多様なデバイスをサポートし、かつ安全性の高いリモートアクセスが実現するとしている。

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(川島 弘之)
2012/2/28 12:21