NSW、コンテナデータセンターと既存データセンターの連携実証実験を開始


 日本システムウエア株式会社(NSW)は24日、複数のデータセンターを連携するハイブリッドデータセンターの実現に向け、コンテナデータセンターを使用した実証実験を開始した。

 実験は、ミドクラジャパン株式会社のネットワーク仮想化技術を活用し、既設の建物型データセンターとコンテナデータセンターを1つのデータセンターとしてシームレスに連携し、ハイブリッドデータセンターサービス基盤を構築することが目的。

 建物型データセンターとコンテナデータセンターの連携により、サーバーリソースに大量のアクセスが発生した場合にコンテナデータセンターのサーバーリソースを自動的にスケーリングし、瞬時に大量のアクセスに耐えるインフラを提供することや、基幹データの分析処理をコンテナデータセンターの分散処理基盤により高速かつ低コストで実行することなどの実現を目指す。

 併せて、郊外型データセンターの敷地内に設置した実験用のコンテナデータセンターでは、熱交換技術による間接外気冷却・空調管理システムを採用し、様々な外気環境における消費電力や空調効率などの検証を実施。無人運転や障害対応の自動化といった運用フローを確立する。

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(三柳 英樹)
2012/2/24 14:16