KVH、10GbE専用線の暗号化サービスを提供


 KVH株式会社は23日、10Gigabit Ethernet専用線の暗号化サービスを3月1日より提供開始すると発表した。こうしたサービスの提供は、国内で初めてという。

 新サービスは、米Sienaの光伝送装置「5000 Advanced Services Family」の暗号化技術を利用し、WDM(Wavelength Division Multiplexing:波長分割多重)ネットワーク上で大容量データの暗号化処理を直接行うのが特徴。このため、アプリケーションやサービス品質に影響を与えず、ネットワークの低遅延性・透過性を保ちつつ、多様なプロトコルを暗号化できるという。

 さらに、暗号化のみに特化したネットワークを構築する必要がないことから、初期投資を削減でき、ネットワーク運用も一括してKVHへ任せられるメリットがあるとのこと。

関連情報
(石井 一志)
2012/2/23 18:28