ネオジャパン、グループウェア「desknet's」のマルチリンガル版~日・英・中の3カ国語に対応


 株式会社ネオジャパンは22日、大規模向けグループウェア「desknet's Enterprise Edition」、中規模向けグループウェア「同 Middle Edition」において、日本語・英語・中国語(簡体字)に対応した「マルチリンガル版」を追加すると発表した。3月末より順次提供を開始する。

 「desknet'sシリーズ」は、国内266万ユーザーの利用実績を持つWebグループウェア。従来は日本語のみの対応に限られていたが、今回、従業員の国際化が進む製造業、小売り・外食・サービス業などのニーズに対応するため、「マルチリンガル版」をリリースしたという。

 機能は従来の「Enterprise Edition」「Middle Edition」と変わらず、スケジュール、伝言・所在、設備予約、回覧・レポート、インフォメーション、文書管理、アラーム、利用者名簿の8機能が3カ国語に対応する。またこれら以外の16機能も、日本語で利用可能。表示言語の設定はユーザー自身が選択するだけで完了するが、管理者があらかじめ利用言語を設定してユーザーに引き渡すこともできる。


日本語のインターフェイス英語のインターフェイス中国語のインターフェイス

 対応プラットフォームは、「Enterprise Edition」がWindows Server 2008/2008 R2とSQL Server 2008/2008 R2、「Middle Edition」がWindows Server 2008/2008 R2とPostgreSQL 9.0。

 価格は、例えば、「Enterprise Edition」が100ユーザーで100万円(税別)から、1000ユーザーで400万円(税別)から、2000ユーザーで500万円(税別)から。「Middle Edition」は100ユーザーで50万円(税別)、300ユーザーで150万円(税別)、500ユーザーで250万円(税別)で、両製品とも従来製品から値段は据え置かれているが、「マルチリンガル版」では携帯電話向けのモバイルアドオンは利用できず(スマートフォン版は利用可能)、対応プラットフォームも限られているため、従来版も引き続き販売される。

 なおネオジャパンによれば、あくまでも国内での従業員の国際化ニーズへの対応を主眼としており、海外での販売などは考えていないとのこと。また同社では特に、700ユーザーまでの中規模向けに特化した「Middle Edition」を、コストパフォーマンスに優れた戦略製品として重視しており、従業員の国際化は規模を問わず進行していることから、この「マルチリンガル版」についても「Middle Edition」を積極的に訴求する考えだ。

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