日立Sol、次世代FW「PAシリーズ」による標的型攻撃対策を提供

最小モデル「PA-200」も発売へ


PA-200

 株式会社日立ソリューションズ(以下、日立Sol)は、米Palo Alto Networksの新サービス・新製品として、標的型サイバー攻撃対策サービス「WildFire」と、PAシリーズ最小モデル「PA-200」を2012年1月20日に発売する。

 WildFireは、クラウド型セキュリティサービス。ダウンロードするファイルを仮想クラウド環境に転送・実行し、悪影響を及ぼすと判断された場合に、自動で定義ファイルを発行することで未知のマルウェアに対応する。また、仮に社内のPCが感染した場合には、ボットネット検知機能により当該PCを早期に特定して被害拡大を防ぐ。未知のアプリケーションを利用した通信や特定の国との通信を遮断することで重要な情報の流出も防止。企業とインターネットの入口対策と出口対策を同時に実現する。同社と保守契約を締結する既存のPAシリーズユーザーには無償で提供される。

 PA-200は、次世代ファイアウォールの最小モデル。中堅・中小企業、事業所、営業所などに高度なセキュリティ環境を安価に提供する。主なスペックは、ファイアウォールスループットは100Mbps、新規セッション数/秒は1000、最大セッション数は6万4000など。価格は43万4700円。

 日立Solでは製品の提供以外に、導入前検証から保守サポートまでワンストップに対応する。ベンダーの認定技術者資格を取得しているエンジニアが、独自の品質基準に則した検証を行い、品質保証部門での審査を経てから顧客へ提供する。また、日本市場における要求をベンダーへ改善要求として上げるだけでなく、ベンダーと一体となって製品の品質向上に取り組んでいるとする。

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