iPhone/iPad向けの文書共有サービス「SYNCNEL for Enterprise」が機能強化、ビューワー機能を改善


 住友セメントシステム開発株式会社、株式会社スマートスタイル、株式会社フィードテイラーの3社は、企業向けの文章共有クラウドサービス「SYNCNEL for Enterprise」を強化すると発表した。PDFのサムネイル表示/テキスト検索などの機能を追加するほか、フォトブック閲覧をサポートするなど、表示機能を強化している。

 「SYNCNEL for Enterprise」は、ファイルをドラッグ&ドロップするだけで、組織のグループ構成や権限に応じ、ファイルをスマートデバイスに配信するクラウドサービス。今回は、同サービスで利用するビューワー機能を大幅に強化した。

 具体的には、描画エンジンを強化して高速なPDF表示を実現したほか、PDFのサムネイル表示機能を搭載し、見開き表示はもちろん、画面内に最大64ページをサムネイル表示するできるようにした。また、PDF内のテキスト検索への対応、通常とは逆の右開きPDFへの対応、ダブルタップからスワイプするという独自の操作で、PDF内での特定個所を拡大表示する機能の搭載などが行われている。

 加えて、JPEG/PNG形式の画像ファイルをZIP形式またはRAR形式で圧縮したフォトブック形式に対応。ZIPファイルなどを、あたかも一冊のフォトブックのように閲覧できるため、大量の写真を配信・閲覧する必要がある場合に、便利に利用できるとしている。

 なおこれらの新機能は、フィードテイラーが独自に開発した「iOS用ドキュメント描画エンジン」により実現したとのことだ。

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(石井 一志)
2011/12/16 16:51