日本ユニシスとインフォベック、Web ERP「GRANDIT」向けのBCPソリューションをクラウドで提供


 日本ユニシス株式会社とインフォベック株式会社は6日、インフォベックのWeb ERP「GRANDIT」と連携可能なクラウドサービスを共同で拡充すると発表した。その第1弾として、事業継続を支援する「GRANDIT BCPソリューション」を提供開始する。

 GRANDITは、多機能かつオールインワンのERPをWeb環境で利用できるソリューション。両社では、2010年5月からクラウド環境でのGRANDIT提供を開始していたが、今後、高い安全性と幅広い運用サービスを提供する日本ユニシスの「U-Cloud IaaS」を基盤とした周辺クラウドサービスを整備し、新規・既存の両ユーザーに対して訴求を図るという。

 その第1弾として提供される「GRANDIT BCPソリューション」は、GRANDITのバックアップとBCPを実現するもので、通常運用時には、低コストでデータバックアップとして運用するほか、災害発生などの緊急時にクラウドサービス基盤として利用することで、システムの継続利用を可能にする。

 GRANDITを利用するユーザーの環境は、オンプレミス、クラウド環境を問わず、新規のユーザーでも導入可能。バックアップおよびBCPのサイトはU-Cloud IaaS上に展開されるので、ユーザーが独自にBCP環境を構築する必要がなく、専用のBCP環境を自社保有する場合と比べて、約50%以上のコスト削減が可能とした。

 価格は、月額23万7000円(税別)から。日本ユニシスとインフォベックでは、今後3年間で200社(サイト)以上のサービス提供と、Web ERP市場での市場シェア10%の獲得を目指すとのこと。

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