日本ユニシス、ICTサービスの新名称に「U-Cloud」を採用~クラウドの充実と強化を図る


 日本ユニシス株式会社は21日、同社のグループが提供するクラウドサービス、アウトソーシングサービスを合わせたICTサービスの新名称に、「U-Cloud(ユークラウド)」を採用すると発表した。今後は、クラウドサービスの充実と強化を図っていくという。

 日本ユニシスではこれまで、クラウドサービスやアウトソーシングサービスを通して、サーバーやストレージ、ネットワークといったICTリソースに加え、データセンターや各種アプリケーションから、運用・監視・セキュリティ・移行・検証にいたるまでのICTサービスを、ワンストップで提供してきた。

 特にクラウドサービスでは、基幹系やミッションクリティカル業務にも対応できる、高セキュリティ・高可用性・高信頼性を備えた「エンタープライズクラウド」を提供している。また、2008年10月から提供しているIaaSでは、パブリッククラウドでありながら、ユーザーのイントラネット環境構築も可能であり、あたかも自社専用のクラウド環境を所有しているかのように利用できるとのこと。導入実績としても、IaaS/PaaS/SaaSの各分野で、金融・流通・小売業など多方面に実績があり、2011年1月末時点では約500社の企業・団体でサービスが利用されている。

 今回採用した「U-Cloud」には、あらゆるニーズや変化に対応する「Utility」、高い利便性をもたらす「Useful」、既存のシステムと密接につながる「United」といった、日本ユニシスグループが持つ優位性を込めたほか、「あなたの企業のためのクラウドであることを表す『You』を集約した」(同社)とのこと。

 なお日本ユニシスでは今後も、従来の「エンタープライズクラウド」に加え、ユーザーのニーズを反映させた「設置型のプライベートクラウド構築サービス」、「仮想デスクトップサービス」などを順次サービス化する予定で、ユーザーのニーズに1つ1つ応える、最適なクラウド環境を提供するとしている。

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