日本HP、Hadoopを用いたITインフラ構築を支援する「HP Hadoop HBaseサービス」
日本ヒューレット・パッカード株式会社(日本HP)は6日、企業でのビッグデータ活用に向けたITインフラ構築を支援する「HP Hadoop HBaseサービス」を発表した。
このサービスは、ビッグデータ活用の中核技術として注目されている「Hadoop」に最適化したサーバー、データベース、監視・管理ツール、導入コンサルティングサービスなどをワンストップで提供するもの。これによって、ビッグデータの収集・保管・処理をカバーするITインフラの迅速な構築を実現するという。
具体的には、Hadoop向けの高密度サーバー「HP ProLiant SL160s」をプラットフォームに採用し、HadoopおよびHadoop上のオープンソースデータベース「HBase」を搭載したシステムを提供する。また、マルチプラットフォームのサーバー管理ツール「HP Systems Insight Manager」、および多数のLinuxサーバーを効率的に構築・運用・監視するためクラスタ管理ツール「HP Cluster Management Utility」も提供するとのこと。
このほかオプションでは、オープンソース監視ツール「Zabbix」とHadoop監視プラグインに加えて、検証、パフォーマンスチューニング、技術支援などを提供する「ビッグデータコンサルティングサービス」を用意した。
価格は、「HP ProLiant SL160s」2シャーシ8台から構成される最小構成で1500万円から。なお、HBase以外のNoSQL Databaseを選択するユーザー向けに、Hadoopと監視を統合した「Hadoop management solution」も提供する。こちらは1000万円から。