NetIQ、エージェントレスのITインフラ監視ツール


 ネットアイキュー株式会社は6日、エージェントレスのITインフラ監視を実現する「NetIQ AppManager for Remote Infrastructure Monitoring」の販売・出荷を開始した。1ライセンスで50サーバーまで監視できて、価格は196万7400円/ライセンス。年間保守費が35万4200円。

 新製品は、単一コンソールで全方位監視ソリューション「NetIQ AppManager Suite」の新モジュール。従来のエージェント導入型の監視機能に加え、エージェントレスの監視を実現する。プロセス・サービスの死活監視、リソース監視、イベントログ監視などが可能。

 エージェント導入型では詳細な監視が可能だが、インストールできるプラットフォームが制限されたり、仮想化やクラウドによってシステム数が増大しインストールの手間が増大したりするなど、いくつか課題がある。そうした課題の回避策としてPing監視が採用されているが、ネットワークの疎通確認しかできず、応答しても実際にはシステムがハングアップしている場合もあり、システムの実情を知ることができないという。これらを解決するため、エージェントレスの新モジュールを開発した。

 これにより、NetIQ AppManager Suiteの単一コンソールから、オンプレミス/クラウド、物理/仮想環境に対応する監視ソリューションとして訴求。まずはシステム全体の基本的な監視で運用し、特に重要なシステムを見極めた後にエージェント導入型に切り替えたり、エージェント導入型を活用する既存ユーザーが監視対象を見直してエージェントレスに切り替えたり、コストを考慮しながら監視レベルを向上できるとしている。

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