KDDI、仮想サーバーとインターネット回線をセットにしたサービスを米国とシンガポールで提供


 KDDI株式会社は29日、「KDDI グローバル仮想サーバサービス」を米国とシンガポールで12月1日より開始すると発表した。

 「KDDI グローバル仮想サーバサービス」は、KDDI AMERICAおよびKDDI Singaporeが提供する仮想サーバーサービスを、定額のインターネット回線とともに提供するもの。従来、海外現地法人を持つ日系企業が現地で仮想サーバーを利用しようとする場合、現地での契約が必要だったが、このサービスを利用すると、インターネット回線と一括して国内での契約が可能になる。

 仮想サーバーは、KDDIの海外データセンター「TELEHOUSE」内に保管されるほか、インターネット回線を含めた保守・サポートは、専門スタッフが24時間365日体制で監視し、万一の障害発生時でも迅速に復旧作業を実施するとのこと。また窓口については、国内の専用窓口が一括して対応するとしている。

 価格例は、米国の場合、ゲストOSがWindows Server 2008 R2、1コア、6GBメモリ、200GBストレージの仮想サーバーと、100Mbps、ベストエフォートの回線を合わせて3万2500円。別途、5300円の一時金が必要になる。

 またシンガポールの場合は、ゲストOSがWindows Server 2008 R2、4コア、8GBメモリ、250GBストレージの仮想サーバーと、10Mbps、ベストエフォートの回線を合わせて12万8600円。別途、8万8600円の一時金が必要になる。

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(石井 一志)
2011/11/29 15:19