米VMware、“Database as a Service”提供のためのプラットフォーム「vFabric Data Director」


 米VMwareは29日(米国時間)、“Database as a Service”を提供するためのプラットフォームとして、「VMware vFabric Data Director」を発表した。また同プラットフォームをサポートする最初のデータベースとして、PostgreSQLベースの「VMware vFabric Postgres 9.0」も発表されている。

 vFabric Data Directorは、データベースがプロビジョニングされた仮想環境を提供するためのプラットフォーム。Webベースのポータルを介して、ポリシーベースでデータベースを自動配備できる点が特徴で、vFabric Data Directorを利用して、広範囲のデータベースサービスへのアクセスをセルフサービス化し、特定のニーズに対応できるという。またvSphereと連携し、リソース利用率を最適化する機能が盛り込まれているので、オペレーションコストの削減が図れるとのこと。

 このvFabric Data Directorでサポートされるデータベースとしては、vFabric Postgresが提供される。PostgreSQLとは完全な互換性を持つほか、vSphereとの最適化も行われているとのこと。今後は、vFabric Data Directorにおいて他のオープンソース、あるいは商用データベースもサポートするとしている。

 vFabric Data Directorは2011年第3四半期より提供される予定で、価格は仮想マシンあたり600ドル。vFabric Postgresも同時に提供される予定だ。

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(石井 一志)
2011/8/31 14:04