NTT Com、堅牢性99.9999999999%のクラウドストレージ「Bizシンプルディスク」


 NTTコミュニケーションズ株式会社(NTT Com)は3日、クラウドサービス「BizCITY」において、大容量のクラウドストレージ「Bizシンプルディスク」を発表した。同日より受け付けを開始する。料金は10TBあたり月額21万円で、初期費用はかからない。

 Bizシンプルディスクは、NTT Comのデータセンターを利用したクラウドストレージサービス。10TB単位で最大3PBまでのストレージ容量を確保できる柔軟性を備えており、増え続けるデータに対しても容易に対処できるという。

 顧客環境との接続は、VPNサービスのArcstar Universal Oneに加えて、アプリケーション接続サービスを利用すれば、e-VLAN、Arcstar IP-VPN、Group-VPNが利用可能。サーバーとはNFS経由で接続する。また、国内のデータセンターを利用し、複数の領域にデータを書き込むことによって、堅牢性99.9999999999%(12-nine、理論値)の高い信頼性を実現するとのこと。

 新設時の標準開通日は17営業日、容量変更は追加が15営業日、削減が7営業日。最低利用期間は設定されておらず、新規開通月は無料で提供する。

 なおNTT Comでは、ITシステムでの重要データのバックアップ、動画などの大容量データのアーカイブといった用途での利用を想定。さらに、顧客のデータセンター内サーバー、あるいはNTT Comのホスティングサービスのサーバーをアプリケーションサーバーとして組み合わせることで、ITシステム全体のアウトソースも可能になるとアピールしている。


関連情報