KDDI、閉域型クラウドサービス「Virtual データセンター」の仮想サーバー基盤機能などを強化


 KDDI株式会社は20日、企業向け広域データネットワークサービス「KDDI Wide Area Virtual Switch(WVS)」サービス上で展開する閉域型クラウドサービス「Virtual データセンター」において、「セキュア・インターネット」「仮想サーバプラットフォーム」の機能追加を実施すると発表した。7月25日より順次提供を開始する。

 機能強化されるサービスのうち「セキュア・インターネット」は、「KDDI WVS」に直結された広帯域インターネット接続環境と高機能ファイアウォールを組み合わせたサービス。顧客企業はこれを利用することにより、セキュアなインターネット回線を、各拠点から行うことができる。

 今回の強化では、インターネットから「Virtual データセンター」内の公開サーバーへ接続できるようになったほか、これまでオプションだったWebウイルスチェック、スパイウェアチェックの両機能が基本機能に追加された。またWebフィルタをオプションとして選択できるようになっている。

 一方の「仮想サーバプラットフォーム」は、顧客企業の各拠点に分散しているサーバーの集約先として、「Virtual データセンター」内の冗長化された専有サーバーを利用できるサービス。従来は基本メニューとしてHyper-V環境が提供されていたが、今回よりVMwareを利用できるようになったほか、「セキュア・インターネット」を別途契約することにより、インターネット接続が可能になっている。

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