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KDDI、企業向け広域ネットワークサービスに超広帯域のメニューを追加へ

 KDDI株式会社は20日、企業向け広域データネットワークサービス「KDDI Wide Area Virtual Switch(WVS)」において、イーサネット方式の2Gbpsから10Gbpsの超広帯域品目を9月下旬より提供すると発表した。2月21日より受付を開始する。

 「KDDI WVS」は、システム統合・集中管理による管理・運用負荷軽減や、災害対策・事業継続への対応といった、データセントリック(情報資産集中化)のニーズに対応したネットワークサービス。従来の広域イーサネットやIP-VPNとは異なり、レイヤの異なる複数のネットワークを仮想的に統合し、宅内ルータまでを含めて1つの「広域スイッチ」であるかのように利用できる。

 今回は、センター拠点へのアクセス集中型のネットワーク構成やアプリケーションの多様化に伴い、広帯域へのニーズが高まっていることから、帯域確保タイプである「プラットフォームアクセス」「イーサネット方式」「イーサネット方式(ハウジング)」において、2Gbpsから10Gbpsまでの超広帯域メニューをラインアップする。

 対象エリアは関東・中部・関西エリアで、速度は1Gbps単位で選択可能。2Gbpsの場合、価格は全国月額使用料が831万2850円から、特定エリア月額使用料が368万7600円から、特定圏内月額使用料が170万8350円から。

(石井 一志)