NRIセキュア、セキュアファイル交換サービスに上長承認オプションなどを追加


 NRIセキュアテクノロジーズ株式会社(NRIセキュア)は6日、セキュアファイル交換サービス「クリプト便」について、機能強化を行うと発表した。送信前に上長が事前承認を行う機能や、他システムとの連携機能をオプションとして提供する。

 クリプト便は、インターネットを経由してファイルを安全にやりとりするサービスで、送受信経路とメッセージ保管時の暗号化により、データの秘匿性を確保する。また誤送信対策として有効な送信キャンセル機能、管理者が履歴を把握するためのログ機能などを提供している。

 今回追加される「承認機能」オプションでは、ファイルの送信時に上長承認を必要とする「上長承認」と、事後に情報漏えいがなかったかを確認する「事後確認」が可能。誤送信の防止や情報漏えい対策を行えるという。

 また、同時に提供される「認証連携」オプションを用いると、SAMLによる認証連携が可能になる。このため、すでにシングルサインオンを導入している企業では、IDとパスワードをインターネットの画面上で入力する必要がなくなり、安全なログインが実現するとのこと。

 このほか標準機能として、人事異動などの際に必要なIDの追加・削除、アクセス権限の変更といった情報を一定の書式にまとめるだけで、簡単にクリプト便に反映させられる「組織一括変更機能」が追加されている。

 クリプト便の価格は、最小構成の場合、初期費用が2万円(税別)、月額が10ユーザーで2万円(税別)。

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