SAS、銀行向けのデータ統合基盤~DWH・BIを迅速に構築可能


 SAS Institute Japan株式会社(SAS)は1日、銀行向けデータ統合ソリューション「SAS Banking Analytical Architecture(BAA)」、および導入・運用コンサルサービスの提供を開始した。

 BAAは、銀行向けのデータ統合基盤。企業内に散在するデータを「SAS Banking Detail Data Store(DDS)」に統合し、データの管理コストを削減する。データモデルとして論理データモデルと物理データモデルの両方を提供するのが特長。導入時にプロジェクト単位で論理データモデルから物理データモデルを設計・生成する必要がないため、DWH構築の期間短縮が可能という。

 このほか、ETLツール「SAS Data Integration Studio」や包括的なBI機能を提供する。これにより、データ処理フローをGUIベースで開発できるほか、BI機能により組織全体にわたってリスクを正確に予測し、モニタリング・レポーティングを可能にするという。

また、市場リスク、信用リスク、オペリスクなど多くのリスク管理システムや、マネーロンダリング対策に代表するコンプライアンスシステム、EBM(Event Based Marketing)に代表されるマーケティングシステムにも対応するため、情報システムを一元化・高度化できるとしている。

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