EMCジャパン、副社長の山野修氏が社長昇格へ~RSAセキュリティの統合と同時に


社長に就任する予定の山野修氏(2010年1月の記者説明会より)

 EMCジャパン株式会社は9日、現・執行役員副社長の山野修氏が代表取締役社長に就任する人事が内定したと発表した。現社長の諸星俊男氏は代表取締役会長に就任する。なお、この人事は、2010年12月下旬に開催される臨時株主総会および取締役会で決議される予定とのことで、就任は2011年1月1日付けとなる。

 新社長に就任する予定の山野氏は、米AT&T Bell Laboratories、横河ヒューレット・パッカード(現・日本HP)、オートデスクといった企業を経て、1996年には、コンピュータ・アソシエイツ(現CA Technologies)の会社設立に参画した経歴を持つ。

 その後、1998年に日本RSAに入社し、翌1999年から日本RSAとセキュリティ・ダイナミックスの社長に就任。さらに、両社が統合されて誕生したRSAセキュリティの社長を長らく務めた後、2010年7月、現職に就任していた。

 一方、諸星氏は会長に就任し、山野氏の新しい経営体制を支えるが、徐々に米EMC本社の仕事にもシフトしていくとしている。

 なお、山野氏が長年率いてきたRSAセキュリティとEMCジャパンは、同氏がEMCジャパン社長に就任する2011年1月1日に統合されることが、すでに発表されている。

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