CTC、Netezza製品によるDWHクラウドを開始へ


 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(CTC)は5日、DWH(データウェアハウス)のクラウドサービス「Cloudage データウェアハウス」を発表した。NetezzaのDWHアプライアンスを利用したクラウドサービスを2011年1月より国内で初めて提供する。

 Cloudage データウェアハウスは、大量データの分析基盤として活用できるDWHクラウドサービス。一般的なDWHシステム導入が発注から約1カ月程度の期間を要するのに対し、同サービスは申し込み後、ネットワーク関連の設定を行うだけで即座に分析業務が始められるという。

 エンジンにNetezza DWHアプライアンスを採用。CTCのデータセンター内からPaaSとして提供する。Netezza DWHアプライアンスは「ほとんどチューニングせずに、一般のRDBMSと比べて10倍~100倍の集計処理パフォーマンスを得られる」(CTC)のが特徴で、1つの筐体を複数企業で共有することで低価格も実現している。これにより、スモールスタートが可能なほか、本格的なDWHの購入前サイジング調査や効果検証、開発環境などにも利用できるとしている。

 価格は、初期費用が90万円、月額50万円から。CTCでは関連分野を含め、3億円の売り上げを目指す。

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