一度に最大10GBを送信可能なSaaS型ファイル送信サービス、富士通のクラウド基盤を利用


 トーテックアメニティ株式会社は7日、SaaS型ファイル送信サービス「easyFiLEX Cloud(イージーファイレックス クラウド)」を、10月8日より提供開始すると発表した。

 easyFiLEX Cloudは、ファイル送信機能を提供するクラウドサービスで、トーテックアメニティが2004年より提供しているパッケージ「easyFiLEX」をSaaS化したもの。SaaSであるため、コストを抑えて手軽に導入できるほか、システム運用の手間もかからない点がメリットという。

 また、一度に最大10GBを送受信可能で、画像、動画、CADファイルなどの大容量ファイルであっても対応可能。送信時はSSLでファイルを暗号化するため、通信経路での盗聴の危険性を回避できるという。さらに、相手が受信するまではいつでも送信を取り消せる機能、受信時のパスワードを設定できる送信先限定機能を備えているので、万一の誤送信による情報漏えいも防止できるとのこと。

 送信時には、デスクトップのアイコンに送信したいファイルをドラッグ&ドロップするだけで、簡単に利用可能。管理者向けには、部門レベルでの送受信履歴の記録、操作ログの確認を行える機能を提供する。

 価格例は、1ファイルあたりの最大送信サイズ100MB、10ユーザー、ディスク容量1GB、100配信が可能な「easyFilex Cloud 1(共有タイプ)」が、初期費用無料、月額5500円(税別)から。また、1ファイル当たりの最大送信サイズ2GB、ディスクサイズ100GB、ユーザー数、配信数無制限の「easyFilex Cloud 2(専有タイプ)」が、初期費用40万円(税別)、月額22万円(税別)。2010年10月から2011年3月までは、「半年間無料お試しキャンペーン」も実施する。

 なおこのサービスは、富士通のIaaSサービス「オンデマンド仮想システムサービス」を活用して構築されたとのこと。富士通では、SaaSパートナー向けに、情報提供、技術・マーケティング支援などを行う「SaaSパートナープログラム」を提供しており、今後も、SaaSを活用した新たなビジネスモデルをパートナーと推進するとしている。

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