「HP Integrity Superdome 2」国内初採用、スズケンが医療流通のIT基盤に
医薬品流通業界の株式会社スズケンは、医療流通最適化のIT基盤として「HP Integrity Superdome 2」を採用した。4月に発表されたItanium 9300番台搭載のハイエンドサーバーで、今回が国内初事例となる。
スズケンでは、経営中期ビジョンの1つとして「医療流通プラットフォームの確立」を掲げ、医薬品の開発・生産拠点、医療機関・保険薬局、これら機関の利用者に至る医療流通全体の最適化を図ることで、事業の成長を目指している。同ビジョンを実現するために、従来のメインフレームを利用した受発注業務を、より信頼性・拡張性に優れたプラットフォームへの移行を検討してきた。
こうした中、HP Integrity Superdome 2の性能や管理性などを評価し国内初の採用に至った。
評価したポイントとして「徹底した内部設計見直しにより、ハードウェアの信頼性を従来比450%に向上している点」「最新のItanium 9300番台のプロセッサ性能とI/O性能のバランス」「柔軟なパーティショニング技術や仮想化機能、汎用機にはない仮想環境から物理環境まで1つの画面で管理できるユーザーインターフェイス」「省エネルギー設計」などを挙げている。
HP Integrity Superdome 2を含めたプラットフォームの構築は東芝ソリューションが担当し、今後も日本HPとともにスズケンの経営中期ビジョン実現に協力するとしている。