Googleカレンダーのグループ機能を拡充する「feedpath Gadget」無償提供開始


 フィードパス株式会社は6日、Google Appsで提供されているGoogleカレンダーの機能を拡張するガジェット「feedpath Gadget(フィードパス ガジェット)」をGoogle Apps Marketplace上で提供開始したと発表した。基本機能の利用は無料で提供し、今後、予定の空き時間検索など特定の機能については、1機能1アカウントあたり月額100~150円程度で有償提供していく予定だ。

 「feedpath Gadget」は、Google Apps Marketplaceからサービスを選択することで、Google Appsですぐ利用可能となる。Google カレンダーで現在ベータ版としてlab機能の中で提供されているGoogle カレンダーサイドバーガジェットとして機能追加できる。

 Google Appsには無料のStandard Editionと有料のPremiereエディションがあるが、「feedpath Gadget」は無料のStandard Editionにも対応する。

 「feedpath Gadget」では、基本的な機能は「ベーシックガジェット」として無償提供し、付加価値の高い機能については「バリュー・ガジェット」として有償提供するビジネスモデルが採用されている。

 今回は、基本機能として「簡単ゲスト追加」ガジェットと「グループカレンダー」ガジェットを無償提供する。このほか、今後無償提供するガジェットとしては、「国際化対応」および「更新予定リスト」ガジェットが予定されている。

 今後有償提供する「バリュー・ガジェット」は、1機能1アカウントあたり月額100~150円程度の価格となる見込みで、「空き時間検索」「アポセッター」などのガジェット予定している。

 なお、「feedpath Gadget」は9月28日に開催する「Google Developer Day 2010 Developer Sandbox」に出展する。

「feedpath Gadget」を適用したGoogleカレンダーのイメージ。右ペインにガジェットが表示されている。Google Appsを導入している組織内で、グループ機能で設定された部署メンバーの予定を共有したり、予定にメンバーを追加したりが簡便に可能になる
ガジェットの導入は、Google Appsの組織の管理者が承認・設定する必要があるが、管理者設定後は個々のユーザーが簡単に適用できる「feedpath Gadget」のグループカレンダーガジェットを適用すると、サイボウズのグループウェアのようなビューで部課メンバーの予定を一覧することも可能になる
関連情報
(工藤 ひろえ)
2010/9/6 11:40