KCCS、SIを軸としたクラウドソリューション新ブランド「GreenOffice Platform」
京セラコミュニケーションシステム株式会社(KCCS)は5日、インテグレーションを柱にしたクラウドソリューションの新ブランド「GreenOffice Platform」を8月に立ち上げ、2010年秋に4つの新規サービスを順次提供すると発表した。
GreenOffice Platformは、クラウド導入における計画・設計・運用・効果測定までを含めて支援するクラウドソリューション。「クラウドのメリットを十分に享受するためには、クラウド化するアプリケーションの特性や、データの重要性を考えた活用方法の検討が必要になってくる。またクラウドの導入により、既存システムを含めたIT全体の運用が複雑化する」(同社)と考え、クラウド型リソースを提供するだけでなく、インテグレーションを柱にしたのが特徴という。
「クライアント」「プラットフォーム」「ネットワーク」「セキュリティ」「インテグレーション」の5カテゴリにわたる総合的なサービスメニューを用意し、アセスメント・導入計画・設計・導入・運用・効果測定の6つのステップで、クラウドの効果的な活用法をサポートする。
具体的なサービスメニューとしては、仮想デスクトップ環境をシンクライアントで利用する「仮想デスクトップ」、クラウド型の「Webアプリケーションファイアウォール」、物理サーバーのリソース利用効率を分析しビジネスにあった構成を提案する「アセスメント」を2010年秋より新たにスタート。
加えてすでに提供している、共用環境でITリソースを従量課金で利用できる「オンデマンドサーバ/ストレージ/ロードバランサ」、その専用環境版「プライベートクラウド」、WiMAXをはじめとするマルチキャリア型ネットワークサービス「モバイルネットワーク」、クラウド型の「ネットワーク脆弱性診断」「ID管理/アクセス管理」、クラウドのID連携をベースとしたSIサービス「クラウドインテグレーション」、サーバーやストレージを統合する「仮想化インテグレーション」などもラインアップに追加する。