日立ソフト、特権ID管理ソフトを機能強化-不正の把握をより簡便に


特権IDの利用状況レポートによる管理外の利用特権IDの自動検出

 日立ソフトウェアエンジニアリング株式会社(日立ソフト)は22日、ID統合管理ソフト「SR-AdminSupport」の機能を強化し、7月1日より販売すると発表した。

 SR-AdminSupportは、サーバーOSの複数の特権IDを一元管理するためのソフト。特権IDを確実に個人にひも付けることで、特権IDを共有利用する際に起こりうる不正利用を防止できるのが特長。また、特権IDの発行・失効と棚卸しを一元管理できるため、退職した管理者のIDが利用されることを防止することもできる。

 新版では、特権IDの申請内容とサーバーのログを自動的に突き合わせてレポート出力することが可能となった。特権IDの管理においては、不正操作を見逃したがために、情報漏えいなどを引き起こすケースも少なくない。その対応策として、特権IDの申請内容と操作ログを突き合わせて、管理されていない特権IDの使用状況を把握する必要があるが、従来は多量の操作ログとの突き合わせに膨大な工数がかかっていた。この作業を軽減できる。

 併せて、サポート対象OSに、Windows Server 2008 Standard Edition(x86/x64)を追加した。

 日立ソフトでは、今回の機能強化により、今後3年間で約4億円の売り上げを目指す。

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