日立ソフト、特権ID管理ソフトの機能強化版-グループのIDも対象に


 日立ソフトウェアエンジニアリング株式会社(日立ソフト)は3月9日、特権ID管理製品「SR-AdminSupport」の機能強化版を3月10日より販売すると発表した。

 SR-AdminSupportは、サーバーOSの特権IDを一元管理するためのソフトウェア。特権IDを確実に個人にひも付けることで、特権IDを共有利用する際に起こりうる不正利用を防止できるのが特長。また、特権IDの発行・失効と棚卸しを一元管理できるため、退職した管理者のIDが利用されることを防止することもできる。

 今回の機能強化では、サーバーOSの特権IDに加えて、サーバーOSのグループに登録されたIDも特権IDとして管理できる機能を追加。これにより、サーバーOSで登録されているすべての特権IDの一元管理と運用の一本化が可能になり、システムの統制・セキュリティ強化、システム運用の効率化を実現できるとしている。

 このほか、サポートOSとして、Windows Server 2008 Enterprise(x86/x64)、Windows Server 2003 R2 Enterprise(x64)、Red Hat Enterprise Linux 5(x64)が追加されている。

 価格は、管理サーバー側の「マネージャ」ライセンスが1サーバーあたり157万5000円、Windows/UNIX用の「エージェント」ライセンスが、1サーバーあたり14万1750円から。マネージャはWindows Server 2003(x86)/2008 Enterprise(x86/x64)に、エージェントはWindows 2000 Server/Server 2003(x86)/2003 R2 Enterprise(x86/x64)/2008 Enterprise(x86/x64)、Red Hat Enterprise Linux 4(x86)/5(x86/x64)、Solaris 9/10(SPARC)、AIX 5.3/6.1、HP-UX 11i v2/v3(Itanium)にそれぞれ対応している。





(福浦 一広)

2010/3/9 13:00