ブロケード、高密度・ワイヤレートのシャーシスイッチ向け10GbEブレードなど


 ブロケード コミュニケーションズ システムズ株式会社(ブロケード)は9日、従来製品のポート密度や性能を強化した、新しいブレード3製品を発表した。

 新製品のうち、スイッチングルータ「Brocade NetIron MLXシリーズ」向けに発表されたのは、キャリアイーサネット向けの「Brocade 8x10G-Mブレード・シリーズ」と、データセンター向けの「8x10G-Dブレード・シリーズ」。

 8x10G-Mは、完全なIPv4/IPv6機能、MPLS、VPLS、512KのFIB容量を備えながら、性能と容量を2倍に向上させた。また8x10G-Dでは、最大256KのFIB容量(IPv4ルート)に対応したIPv4/IPv6機能をサポート。両製品とも、ワイヤスピードの10Gigabit Ethernet(GbE)ポートを8基備えており、密度を従来の2倍にあたる、単一シャーシで最大256ポートにまで拡張したほか、従来製品と比べて、消費電力と発熱量を45%削減する。

 提供時期は、8x10G-Mが提供開始済み、8x10G-Dは2010年半ばを予定する。

Brocade NetIron MLXシリーズ本体新製品のモジュール

 一方のバックボーン向けスイッチングプラットフォーム「Brocade DCX Backbone」向けには、64ポートの8Gbps FCポートを備えた「Brocade FC8-64ブレード」を発表。これによって、ポート密度を33%以上向上させ、1シャーシあたり最大512ポートのワイヤスピード密度を実現している。提供時期は未定。

 なお、幕張メッセで6月11日まで開催されている「Interop Tokyo 2010」において、8x10G-Mおよび8x10G-Dの実機が展示されているとのこと。

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