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エフサステクノロジーズとNTT西日本、純国産LLMによるオンプレミスAI基盤を提供
2026年8月27日 12:34
エフサステクノロジーズ株式会社とNTT西日本株式会社は26日、官公庁、研究機関、金融機関、製造業など、高度な情報管理が求められる顧客向けに、クラウドを介さずオンプレミス環境で純国産LLM「tsuzumi 2」を安定的に運用するための動作検証を完了したと発表した。
エフサステクノロジーズのオンプレミス生成AI基盤「Private AI Platform on PRIMERGY」に、NTTグループが開発した純国産LLM「tsuzumi 2」を組み合わせたソリューションにより、顧客はデータ、AIモデル、AI基盤を国内で管理・運用可能な生成AI環境をすぐに利用できる。同ソリューションは、NTT西日本が9月に提供開始を予定している。
両社はサービス提供の背景として、企業や自治体における生成AIの活用が急速に拡大している一方で、官公庁、研究機関、金融機関、製造業など機密性の高い情報を扱う組織では、情報漏えいやガバナンスへの対応、データの所在管理などの観点から、クラウド型サービスの活用が難しいケースも少なくないと指摘する。また近年は、経済安全保障やデータ主権への関心の高まりを背景に「ソブリンAI」への注目が高まっており、AIモデルだけでなく、データやインフラを含めて国内で管理できる環境へのニーズが拡大しているという。
NTT西日本は、「tsuzumi 2」の活用を通じて、自治体や医療、金融、製造など幅広い分野における生成AI導入・活用を支援してきた。エフサステクノロジーズは、約6万5000社の顧客基盤と全国約700のエンジニア拠点での保守サポート体制を有し、高信頼サーバーと生成AI向けオンプレミス基盤の提供・運用支援を強みとしている。
両社はそれぞれの強みを組み合わせることで、クラウドに依存せず、データ管理性と運用性を兼ね備えた生成AI活用基盤を実現する。これにより、NTT西日本は企業や公共分野のDXを支援し、エフサステクノロジーズはその実現に必要な高信頼なオンプレミス生成AI基盤を提供し、保守・運用を支援する。
この連携では、エフサステクノロジーズの「Private AI Platform on PRIMERGY」と「tsuzumi 2」を組み合わせ、顧客が純国産LLMを活用したオンプレミス型の生成AI環境を迅速に利用できるよう支援し、その導入を推進する。
クラウドを介さず、ローカルネットワーク上で「tsuzumi 2」を稼働できる構成を実現する。研究データや設計情報、顧客情報、生産データといった機密性の高い情報も外部に出すことなく処理できるため、官公庁、研究機関、金融機関、製造業など、厳格な情報管理が求められる分野での活用に適している。
「tsuzumi 2」は、1GPUで動作可能な軽量モデルでありながら、高い日本語処理能力と運用効率のバランスに優れた純国産LLM。少ない計算資源で利用できるため、導入コストや運用負荷を抑えながら、純国産LLMによる生成AI活用を実現する。また、国内で管理・運用可能な生成AI環境の構築により、ソブリンAIへのニーズにも対応する。
エフサステクノロジーズの「Private AI Platform on PRIMERGY」は、スモールスタートから大規模展開まで対応する複数モデルをラインアップしている。全国のサポート体制により、導入検討から構築、運用・保守までをワンストップで支援し、生成AI導入・運用にかかる負担を大幅に軽減する。
ソリューションは、NTT西日本がプライム事業者として提供し、エフサステクノロジーズと連携して導入・運用を支援する。ソリューションの提案および契約手続きは、NTT西日本の営業窓口が対応する。
両社は今後、官公庁、研究機関、金融機関、製造業に加え、社会インフラ、エネルギー、医療など、高度なAI活用と厳格な情報管理が求められる分野へと提供分野を拡大していく予定。NTT西日本の地域密着型のICTソリューション提供力、NTTグループの純国産LLMに関する知見、エフサステクノロジーズのオンプレミス環境で生成AIを安定的に稼働させる基盤を組み合わせることで、日本における高信頼な生成AI基盤の普及を推進するとしている。
