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三井情報と富士電機、両社の技術を組み合わせたデータセンターの冷却効率最適化サービス提供で協業
2026年5月27日 14:25
三井情報株式会社と富士電機株式会社は27日、データセンターのエネルギーマネジメント領域における機器・制御・運用を横断した包括的な協業を開始したと発表した。
協業では、富士電機の新型「エジェクタ冷却機」などの電気・熱エネルギー技術と、三井情報の空調制御・シミュレーション技術、プライベートAI基盤を組み合わせた冷却効率最適化サービスを提供することで、環境配慮型データセンターの実現に寄与していく。
富士電機が新たに開発し、販売を開始したエジェクタ冷却機は、冷媒コンプレッサーの代わりにエジェクタ昇圧器を用いるコンプレッサーレス構造を採用し、冷媒圧縮に電力を要しない方式を実現している。これにより電力消費を大幅に抑制しつつ、40℃以上の排温水を活用して大温度差(ΔT≧10℃)の冷却水を生成できる。また、地球温暖化係数(GWP)の低いR1234-yf冷媒を採用することで、環境負荷の低減にも寄与する。
三井情報は、2010年から提供してきた空調最適制御「GrEenM2」で培った制御ロジックと運用知見、さらにプライベート型AI基盤の企画・設計・構築・運用知見を活用し、ITシステムの処理負荷と空調設備側の熱源運転を連動させた全体最適化を実現する。
これらの両社の強みを融合し、エジェクタ冷却機などの高効率機器と最適制御の連携を行うことで、データセンターの部分負荷や季節・日変動に応じたきめ細かな運転を可能とし、需要の平準化や再生可能エネルギー活用にも資する運用を実現する。顧客に対し、三井情報と富士電機が「設計・導入・運用・継続改善」まで包括的に提供することで、設備・制御・運用データの連携を前提にした共同ソリューションとして、個別の施設要件に合わせて最適化していく。
三井情報と富士電機は今後、データセンターへのエネルギー効率最適化に向けた取り組みの導入・実証を進め、電力消費とCO2排出量の削減・環境負荷を低減することで、持続可能な社会の実現と社会全体への価値提供を目指す。