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アズジェント、生成AIのハルシネーションや漏えい情報を消去するマシンアンラーニングプラットフォーム「Hirundo」を提供
2026年4月23日 08:00
株式会社アズジェントは21日、AIセキュリティスタートアップの英HIRUNDO AI(以下、Hirundo)との提携を発表した。アズジェントは、生成AIモデルの記憶(学習済みの内容)からリスクの原因となる情報を狙って取り除く、Hirundoの「マシンアンラーニング」技術を5月中旬から日本で提供する。
アズジェントは、生成AIの活用が企業活動の中枢へと広がる中、事実に基づかない情報を生成する「AIハルシネーション」や機微情報の混入リスクは、一般企業の経営判断支援や顧客対応、製造業の品質管理といった、ミスが許されないゼロトレランス分野、さらには研究開発など、あらゆる企業活動に影響を及ぼし得る重大な経営リスクへと拡大していると説明する。
こうした中、学習済みAIモデルから特定のデータや不要な知識の影響を選択的に取り除く「マシンアンラーニング」技術が、プライバシー保護や機微情報対策の観点から、研究・開発の両面で注目を集めているという。
Hirundoは、学習済みAIモデルの重みパラメータに直接作用し、特定の概念が及ぼす影響のみをピンポイントで除去する独自のテクノロジーを提供する。再学習を行うことなく、迅速かつ低コストでモデル内部リスクを低減できる。さらに、プロンプトインジェクションなどのジェイルブレイク攻撃に対する生成AIの脆弱性低減や、出力におけるバイアス耐性の向上にも寄与する。
現在、商用環境において実装・提供されているアンラーニング技術は現時点では限定的でありHirundoは、アズジェント調べで世界初となる商用マシンアンラーニングプラットフォームだという。
また、プラットフォームはOEM提供にも対応し、国産LLM/SLMや各種AIアプリケーションに組み込み可能なアンラーニング基盤として、日本のAI開発エコシステムの高度化を支援する。
提供価格は2280万円(税別)。日本国内での提供は5月中旬より開始。アズジェントでは、1年間で30件の導入を目指す。