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「Python 3 エンジニア認定データ分析試験」を2026年1月5日改定、主教材と対応ライブラリをバージョンアップ
2025年12月2日 08:30
一般社団法人Pythonエンジニア育成推進協会は1日、「Python 3 エンジニア認定データ分析試験」を2026年1月5日に改定すると発表した。
Python 3 エンジニア認定データ分析試験は、開始から2年9カ月で1万人の受験を達成しており、これは他のメジャーな認定試験と比べてもかなりのハイペースであると説明している。その背景にあるのは、データ分析学習のニーズの高さがあり、企業においては現場や管理職、役員まで、全ての仕事において見える化や予実の精度向上が求められることから、社内のデータ分析力を高めたい企業が急増しているという。
そして、データ分析においてPythonはかなり利用されており、その理由としては、NumPyやpandasなどのデータ分析に適したライブラリが豊富で、評価も高いことや、非エンジニアでも学習しやすいこと、データ分析業務を自動化したいニーズがあること、ベンダーロックインされずに自社でデータ分析のシステムを構築したいニーズがあることなどを挙げている。こうした理由と背景により、Python 3 エンジニア認定データ分析試験が重視され、学習の習得度のチェックに活用されていると考えているとしている。
Python 3 エンジニア認定データ分析試験の改定では、主教材を「Pythonによるあたらしいデータ分析の教科書第3版」に変更し、それに合わせて出題内容におけるPythonおよびライブラリのバージョンを変更する。
Pythonおよびライブラリの各バージョンは、Python 3.13、JupyterLab 4.3、NumPy 2.2、pandas 2.2、Matplotlib 3.10、scikit-learn 1.6。出題範囲、レベル感の変更はないとしている。