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東芝デジタルソリューション、アセットIoTクラウドで小規模から導入可能な新プランを提供

従来より少ない設備・機器、機能での利用に対応

 東芝デジタルソリューションズ株式会社は18日、O&M(運用・保守)業務の効率化・高度化を支援するソリューションにおいて、小規模設備から導入可能なサービスラインアップを追加したと発表した。工場・プラント向けのアセットIoTクラウドサービス「Meister OperateX」、および設備・機器メーカー向けアセットIoTクラウドサービス「Meister RemoteX」において、「ベーシックエディション」を同日より提供開始する。

 Meister OperateXは、工場やプラントにおける施設管理・保全業務に関するさまざまな情報をデジタル化し、一元的に管理することで、保全業務の効率化と省エネルギー運転を実現するアセットIoTクラウドサービス。一方のMeister RemoteXは、納入した設備・機器の稼働データや保守履歴を活用し、メンテナンスサービスの高度化を実現する、設備・機器メーカー向けのアセットIoTクラウドサービスである。

 従来、両サービスでは、100台以上の設備を使用する比較的大規模な設備・工場の管理を前提としたサービスを提供してきたが、PoC(概念実証)として、少数の設備の管理から導入したいというニーズも多く、スモールスタートに適したサービス体系が求められていたという。

 そこで今回は、小規模から利用開始可能なベーシックエディションを両サービスのラインアップに追加。あわせて従来のサービスを「スタンダードエディション」としてサービス体系を見直した。

「Meister OperateX」での拡張イメージ
「Meister RemoteX」での拡張イメージ

 ベーシックエディションでは、スタンダードエディションよりも少ない設備・機器、機能からの利用に対応し、導入効果に応じた段階的な投資判断が可能。また、管理対象設備・機器の増加や管理範囲の拡張・拡大に応じてスタンダードエディションへの移行にも対応する。

 これにより、企業は、O&M業務のDX(デジタルトランスフォーメーション)をスモールスタートし、効果を確認しながら段階的に複数工場や大規模設備の管理へと展開することが可能になるとのことだ。