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電通、購買場所ごとの購買者像を可視化しマーケティングを支援する「People PALETTE」を発表
2025年9月1日 09:00
株式会社電通は8月28日、独自の大規模調査データと購買ログデータを統合し、ブランド・商品の購買場所ごとの購買者像を可視化するサービス「People PALETTE」を提供開始すると発表した。ブランド・商品について、チャネルを横断した購買者特性の分析が可能なため、店頭での陳列や商談、商品開発などに活用できるという。
「People PALETTE」は、生成AIを活用して、購買場所ごとの購買者像を可視化できるサービスである。
電通では、まず、自社が大規模調査データから、ブランド・商品の購買者の属性や特性を示す108個のプロファイリング要素「Personality CHIPS」を抽出。「インフルエンサータイプ」「テレビLover」「社会貢献したい」「情報収集家」などの属性や特性を示すこの「Personality CHIPS」を、さまざまなブランド・商品にひもづけてデータベース化した。
そして、このデータベースを、小売企業やECサイトなどが持つ生活者の許諾を得た購買ログデータと生成AIを用いて統合。特定ブランド・商品の購買実績情報に、そのブランド・商品を購入している人が、その購買場所でほかにどのようなブランド・商品を購入しているかという情報を加味することで、特定ブランド・商品の購買者像を分析できるようにしている。
これによって、購買ログデータを持つ小売企業やECサイトを運営する企業は、購買ログデータ上で購買者像を把握し、マーケティングに活用しやすい形で取引先企業に対して情報提供可能になるとのこと。
また、ブランド・商品の「People PALETTE」とテレビなどの視聴ログデータを統合することで、購買者と相性のいいメディアやコンテンツの分析も可能になり、購買者と親和性の高いメディアへの広告出稿のほか、購買者の特性に合わせた店舗での陳列や販促活動、商品開発にも展開できるとした。