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マクニカ、「NVIDIA Jetson T5000モジュール」「NVIDIA Jetson AGX Thor開発者キット」の取り扱いを開始

 株式会社マクニカ クラビス カンパニーは26日、「NVIDIA Jetson T5000モジュール」と「NVIDIA Jetson AGX Thor開発者キット」の取り扱いを開始すると発表した。

 製品は、新世代のヒューマノイドロボットを駆動するためにゼロから設計された新しいクラスのAIプラットフォームで、「NVIDIA Isaac GR00T」のようなVision Language Action(VLA)モデルから、「NVIDIA Cosmos Reason」のような視覚言語モデル(VLM)をはじめ、人気のある大規模言語モデル(LLM)やVLMまで、幅広い生成AIモデルをサポートする。

 NVIDIA Jetson T5000モジュールは、コンパクトなフォームファクタに最大2070TFLOPSのAIコンピューティングと128GBのメモリを搭載し、物理的なAIとロボットの未来を加速する。前世代のNVIDIA AGX Orinに比べて、7.5倍のAIコンピューティングを実現し、リアルタイムのAIパフォーマンスとマルチセンサー処理を必要とするヒューマノイドロボット、高度な医療システム、自律型マシンなど、さまざまな業界で物理的なAIアプリケーションを作成するための理想的なプラットフォームを提供する。

 NVIDIA Jetson AGX Thor開発者キットは、高いパフォーマンスとスケーラビリティをコンパクトで省電力なフォームファクタで実現する、ヒューマノイドロボティクスのためのプラットフォーム。高速センサーフュージョンのために、開発者キットは4×25GbEのQSFPスロット、5GbE RJ45コネクタ、複数のUSBポートなど、広範なI/Oオプションを提供する。

 マクニカでは、NVIDIA Jetson Thorシリーズを活用した顧客のプロジェクト成功を後押しするため、NVIDIA製品のサポート経験豊富な技術者による導入支援も提供する。NVIDIA Jetson Thorシリーズを自社製品に組み込んで量産する顧客や、自社の推論環境への導入を検討している顧客に対して、マクニカはハードウェアのサポートに加えて、NVIDIA製品の導入には欠かせない開発支援ソフトウェアの活用も一貫して支援するとしている。