ID管理サービス「GMOトラスト・ログイン」、IDを軸とした「SaaS管理プラン」を提供

　GMOグローバルサイン株式会社は1日、IDを一元管理するクラウド型認証サービス「GMOトラスト・ログイン」において、企業のSaaS管理課題を包括的に解決する新たなプラン「SaaS管理プラン」を提供開始すると発表した。

　GMOトラスト・ログインは、1つのID・パスワードで複数サービスへのログインを可能にするSSO（シングルサインオン）や、ID管理、ログレポートなどの機能を備えた企業向けのIDaaS。SSOやアクセス制限、ID管理などの基本機能は無料で利用できる。

　今回提供開始する「SaaS管理プラン」は、SaaS運用に特化した機能を提供するプランで、さまざまなID管理機能を提供している「GMOトラスト・ログイン」と一体化しているため、IDとSaaSの一元管理を実現でき、アカウントの自動作成・削除から契約台帳の可視化まで、すべての管理を統合して行えるという。

　また、主要クラウドサービスと即時連携でき、ユーザーごとのSSO（シングルサインオン）設定まで自動化可能とのこと。

　当初は、アカウントの自動作成・削除を行えるIDプロビジョニング機能を先行して提供。12月から、各SaaSの契約・利用情報を一元管理し、無駄なライセンスの可視化・削減や契約更新管理を効率化する「アカウント契約台帳」、未承認のSaaSを検出・制御し、情報漏洩や内部不正のリスクを未然に防ぐ「シャドーIT対策」といった機能を追加する予定だ。

　プランとしては、1ユーザーあたりの月額基本料金が290円（税別）の「SSOフリー＋SaaS管理」と、同500円（税別）の「SSOプロ＋SaaS管理」の2つを提供する。前者はログ保管期間が1年だが、上位プランの後者では5年に拡張されるほか、電話によるサポートが受けられる点などが異なっている。