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ラック、ITシステムや生成AIの利用・開発に関する“標準”策定を包括的に支援するサービス
2025年8月1日 10:00
株式会社ラックは7月31日、情報システムや生成AI利用のガバナンス強化に向け、ITガバナンスの強化に欠かせない標準(ルール)やガイドライン策定を支援するコンサルティングサービスを拡充すると発表した。
ラックは、企業のリスク対策を支援する中で、生成AIの活用やDX(デジタルトランスフォーメーション)の推進に力を入れてきたとのことで、こうした取り組みの一環として、今回は、これまでに蓄積した知見を基に開発した「情報セキュリティ・情報システム標準策定支援サービス」と「生成AI利用・開発ガイドライン策定支援サービス」の提供を開始した。
このうち「情報セキュリティ・情報システム標準策定支援サービス」は、ITシステムのセキュリティ・開発・運用の各標準の策定に、包括的に対応するもの。「情報セキュリティ標準策定」「情報システム開発標準策定」「情報システム運用管理標準策定」のメニューを用意しており、各企業のガバナンス強化に関する課題に合わせて、標準ごとの個別支援も可能という。
なお、サービスでは、現行の標準や関連規定から全体構成を把握したうえで、ラックが各文書の策定・改定ポイントを整理し、その内容を利用企業と確認して、文書の策定・更新を実施。利用企業とのレビュー・修正を繰り返してブラッシュアップし、完成させるといった流れになるとのこと。
一方の「生成AI利用・開発ガイドライン策定支援サービス」は、生成AIの導入や利用のルール整備が追い付かない企業に対して、生成AIを活用した開発のガイドライン策定を支援するもの。生成AIサービスの概要、想定利用ケース・想定リスクなどの定義や、生成AIサービスの利用管理、利用部門および利用者(従業員)に求める管理策/セキュリティ対策、ITシステム開発・運用部門に求める管理策/セキュリティ対策などを策定するとしている。
また、ガイドラインを策定するだけでは運用が定着しない場合もあるため、策定したガイドラインに基づき、管理項目や当該サービスのセキュリティ機能などを確認するチェックリストの提供も行い、実効性のある運用が行われるよう支援するとした。