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サイオステクノロジー、DevSecOpsプラットフォーム「JFrog Platform」を販売
2025年6月13日 13:18
サイオステクノロジー株式会社は11日、企業におけるソフトウェア開発の信頼性と効率性の向上、およびセキュリティ強化を推進するサービスを提供するため、米JFrogと業務提携すると発表した。
これにより、サイオステクノロジーは、DevSecOpsプラットフォーム「JFrog Platform」を日本国内の販売代理店として販売し、加えて開発支援や運用のコンサルティングサービスを提供する。また、今後、両社はセミナー開催などのマーケティング活動および導入に向けた営業活動を共同で展開し、拡販を進める。
JFrog Platformは、開発プロセスで使用・生成されるソフトウェアパッケージ、データ、機械学習モデルを一元管理できるプラットフォーム。信頼できる唯一の情報源(Single Source of Truth)としての役割を担い、ソフトウェアリリース全体における高レベルでのセキュリティとコンプライアンスを確保する。JFrog Platformの利用によって、企業は開発プロセス全体の改善を促進し、開発速度と品質の向上を実現できる。
集中型リポジトリとして機能し、アーティファクト、依存関係、AIモデルを一元管理できる。これにより、開発者が必要なリソースを簡単に検索・利用できる環境が整う。また、異なるバージョンのアーティファクトを管理しやすいため、開発時のバージョン管理をスムーズに行える。
JFrog Xrayなどを活用することで、ソフトウェアコンポーネント内の脆弱性、AIモデルの脆弱性を早期に発見し、リスクを軽減できる。さらに、依存関係に関連するライセンス管理を通じて法的リスクを軽減させ、コンプライアンスを確保できる。
開発においては、ビルド、テスト、デプロイのプロセスを自動化でき、リリース速度が向上する。また、Jenkins、GitLab、GitHub Actionsなどの主要なCI/CDツールと容易に統合できるため、ワークフロー全体を最適化できる。
共通のアーティファクトリポジトリを使用することで、情報共有やチーム間の連携を円滑にし、効率的なチーム運営を実現する。また、クラウドを利用したリモートリポジトリ管理により、どこからでもアーティファクトにアクセスでき、リモートチームとの連携も容易に行える。
可視性と監査機能として、アーティファクトの使用状況や依存関係の状態を分析するレポートを生成することで、プロジェクトの健全性を把握できる。また、管理機能や監査ログを通じて、アーティファクトの利用状況や変更履歴を追跡できる。
スケーラビリティとフレキシビリティの面では、オンプレミス、クラウド、ハイブリッド環境など、多様なデプロイメントオプションを提供し、企業のニーズに応じて柔軟な構成が可能。また、Docker、Maven、npm、NuGetなど複数のパッケージ形式に対応しているため、幅広い開発環境で利用できる。
コスト面でも、不要なアーティファクトを効率的に管理することでストレージ使用量を削減し、コストを最適化する。さらに、自動化や効率的なアーティファクト管理により、開発周期を短縮し、時間を節約することで全体的なコスト削減につなげられる。