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マップル、kintoneに地図を表示する拡張プラグインを強化 レコードに応じたマーカーの色分けなどに対応

 株式会社マップルは12日、サイボウズの業務アプリ構築クラウド「kintone(キントーン)」に地図表示機能を追加できる「MAPPLE地図プラグイン for kintone」において、利用者からの要望に応えたアップデートを実施したと発表した。

 「MAPPLE地図プラグイン for kintone」は、kintoneと連携し、文字情報を地図上で可視化するサービス。kintoneを導入済みであればノーコードで導入でき、位置情報に加えて周辺状況も瞬時に把握可能になるため、不動産物件の管理、外出先での顧客訪問のサポート、災害発生時の避難所や物資情報の素早い把握など、さまざまなビジネスシーンでの活用に対応する。

 今回のアップデートでは、地図上のマーカーをレコードの条件に応じて色分けできるようにしたほか、マーカークリック時の吹き出しに表示できるフィールド数が拡大され、より多くの情報を確認できるようになった。

 前者の機能では、例えば、不動産物件の管理業務において「空室」「入居済み」「商談中」など、物件のステータスごとにピンの色分けを行ったり、顧客管理やルート営業業務において、顧客ランクや商談の進捗状況を色分けして表示することで、地図上で訪問の優先度を一目で把握したり、といったことが可能になっている。

レコードの条件によるマーカーの色分け
吹き出し内表示フィールド数の拡大

 また、地図上の同一座標に複数のレコードがある場合、任意で選択して表示できるように改善を実施した。顧客管理業務で、同じビル内に複数の顧客企業が存在する場合、地図上ではマーカーが重なって表示されてしまうが、それぞれの企業レコードを選択することで、担当者情報や商談履歴などの詳細を確認できる。

 加えて、一覧画面の地図上で住所を入力して地図を移動できるようになった。新たな見込み客の情報を得た際に、その企業の住所を地図に直接入力すると、既存顧客との位置関係を把握したり、訪問ルートを効率的に検討したりできるとのこと。

同一座標レコードの任意選択機能
一覧画面での住所入力検索