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給与計算クラウド「ジョブカン給与計算」、労働保険の年度更新の電子申請に対応

「ジョブカン労務HR」との連携で

 株式会社DONUTSは6日、クラウド型給与計算システム「ジョブカン給与計算」において、労働保険の年度更新を電子申請できる機能を実装したと発表した。なお電子申請には、同社のクラウド型労務管理システム「ジョブカン労務HR」との併用が必要になるとのこと。

 労働保険における年度更新とは、4月1日から翌年3月31日までの1年間を単位として、年度ごとに労働保険料(雇用保険料+労災保険料)と一般拠出金を申告・納付するための手続きのこと。前年度に確定した労働保険料と今年度の見込み分の労働保険料、一般拠出金を労働基準監督署などに申告し、納付する必要があるという。

 この申請にあたって、これまでは、労働保険の年度更新時にシステム上で計算された結果を紙の申告書に転記し提出する必要があったが、今回の電子申請機能の実装で、手作業で行っていた転記作業が不要となり、e-Gov(電子政府の総合窓口)を通じて、よりスムーズな申請が可能になるとした。

 具体的には、「ジョブカン給与計算」の「労働保険の年度更新」画面に「電子申請」ステップが加わり、これをクリックするだけで、「ジョブカン労務HR」側の電子申請準備が完了する。

 電子申請では、「ジョブカン給与計算」のシステムで計算した正確な結果がデータに反映されるため、手作業による記載ミスや転記漏れを防止可能。また、紙の申請書や郵送費が不要になり、ペーパーレス化によるコスト削減と業務効率化を実現するとした。

 また、法改正や最新の申請様式には即座に対応可能なことから、常に最新の制度に準拠した形での申請を行えるとのことだ。