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パナソニック コネクト、新しい12.4型モバイルPC「レッツノートSC」を発表

レッツノートSC

 パナソニック コネクト株式会社は27日、モバイルPC「レッツノート」の新製品として、12.4型コンパクトモバイル「SC」を新たに発売すると発表した。また、12.4型2in1モバイル「QR」の新製品も同時に発売する。発売日は、パナソニックのショッピングサイト「Panasonic Store Plus」で6月17日、店頭で6月20日を予定する。

 レッツノートSCは、インテルCore Ultraプロセッサー(シリーズ2)を搭載し、さらなる省電力化と処理能力の向上を実現。CPU性能を最大限に引き出し、最適なパフォーマンスを発揮するパナソニック コネクトの独自技術「Maxperformer」の採用により、インテルCPUのハイブリッドアーキテクチャの性能を最大限に引き出し、高性能と省電力を両立させるCPU制御と、高性能を維持する放熱設計を取り入れている。

 インテルCore Ultraプロセッサーに搭載されているAI専用エンジン「NPU」により、AI処理能力が強化されているほか、ローカル上での簡単なAI処理にも対応。AIを有効活用した現代の働き方にマッチし、セキュリティの観点での安全性も高めている。

 頑丈性の面では、米国国防総省制定MIL規格(MIL-STD-810H)に基づいた耐衝撃・耐振動試験を実施し、独自の厳格な判定基準をクリア。加えて、実際の使用シーンを想定した独自試験も実施し、厳しい環境であっても正常に動作することを基準にした開発を行っている。

 液晶を固定せず、浮かせることで衝撃を逃がす、レッツノート独自のフローティング構造(特許出願中)に加え、シミュレーションによりビスレイアウトを最適化することで耐久性を大きく向上させた。キーボードには、キーが引っかかった場合でも部品が折れずに外れ、装着しやすい構造を採用している。また、キートップにはレーザー刻印を採用しており、長期間にわたり印字をきれいに保つ。

 本体サイズは273.2×208.9mmとA4サイズよりもコンパクトで、19.9mmという薄さを実現。シンプルな構造を追求することで、本体質量も約919gと軽量となっている。

 高電力効率のプロセッサーや、Maxperformerの採用により、動画再生時で約12.7時間、アイドル時に約34.6時間の長時間駆動を実現。PC作業を行いながらの高速充電を可能にし、CPUの最大性能を制限してバッテリーの充電を優先する「充電優先モード」を搭載することで、PC作業を行いながら約30分間の充電で約4.6時間の駆動が可能となる。充電を段階的に制御することで、バッテリーパックの劣化を軽減し長寿命化しており、バッテリー本体は容量アップを実現し、着脱式で簡単な交換が可能。