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エヌ・エフ・ラボラトリーズ、AIにより学習者に応じたセキュリティ学習コンテンツを提供する「Purple Flair」を開発

 株式会社エヌ・エフ・ラボラトリーズは15日、AI技術を活用したサイバーセキュリティ教育向け新システム「Purple Flair」を開発したと発表した。

 Purple Flairは、エヌ・エフ・ラボラトリーズがこれまで提供してきたセキュリティ教育のノウハウを、AI技術によりシステムに実装した、セキュリティ教育向けシステム。学習者一人ひとりの理解度や進捗に応じた問題を自動で出題する、アダプティブラーニング機能を搭載し、学習者に個別最適化した学習環境を提供する。

 ワンクリックでクラウド上に実践環境を構築でき、学習者はブラウザーのみで演習に取り組める。また、AIが実践環境における操作履歴を解析して、分野ごとのスキルを判定し、一人ひとりに最適化されたアドバイスや、適切な難易度の演習問題を提示することで、初心者から上級者まで、着実にレベルアップできる学習環境を提供する。

 システムは、企業向け研修、教育機関での授業、自習など、さまざまなシーンでの活用を想定している。現在のところ、システム単体での提供は未定だが、エヌ・エフ・ラボラトリーズが展開する各種サイバーセキュリティ研修サービスに組み込む形で順次提供を開始する。

 エヌ・エフ・ラボラトリーズでは今後、さまざまな研修プログラムの品質向上にシステムを利用していくと説明。また、今後もテクノロジーと教育を融合させたソリューションの提供を通じて、安全で持続可能なデジタル社会の実現に貢献していくとしている。