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ローソン、社員が利用する端末6500台をWindows 8.1に刷新

 日本マイクロソフト株式会社は11日、ローソン社員が利用する端末6500台をWindows 8.1に刷新したと発表した。

 ローソンでは社員約6500人が利用する端末をWindows 8.1に刷新。そのうち、フランチャイズ店舗と本部の橋渡しをするスーパーバイザー(SV)用の端末1500台には、ディスプレイとキーボードを脱着できるタブレットとしても利用可能なコンバーチブル型PC「Lenovo ThinkPad Helix」を採用した。

 PCとタブレットを両方持ち歩いていたSVの負担を軽くするとともに、Windows 8.1をベースにワークスタイル変革プロジェクトも立ち上げる。同プロジェクトではフェーズ1として、情報を一元化する「SV Pit」というWindows 8.1アプリを開発。SVが診るべき情報をタブレット上のアプリに集約し、シンプルに情報伝達を行えるようにした。

 また、フェーズ2では、ExcelのBI機能「Power BI」を採用。店舗巡回時にSVが実施するオペレーション確認の実施状況を各拠点の管理職が可視化できるようにした。

 女性や健康志向の方に向けた「ナチュラルローソン」、生鮮やプライベートブランドを充実させた「ローソンストア100」、「ローソンマート」などの店舗を展開し、商圏のニーズにフォーマットを変えながら対応することで他社との差別化を図るローソン。6500万人以上のPontaデータを分析した施策立案なども進めており、「何が売れているのか、品揃えはどうするかなど、仮説を立てて店舗や商品を開発し、データを基に次の施策を考える PDCAサイクルを高速に回す必要がある」という。

 今後は「欲しい情報がすべてタブレットから手に入れられ、個店のデータを知りたいときにすぐに見られるようにSV Pitを改善し、タブレットを起点として業務を行えるようにしたい」としている。

川島 弘之