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BlackBerry、Fairfaxへの身売り計画を撤回、CEOは辞任

【お詫びと訂正】初出時、タイトルを誤って「FairfaxがBlackBerry買収へ、47億ドル相当」と記載しておりました。お詫びして訂正致します。

 カナダのBlackBerryは4日、カナダの投資会社Fairfax Financial Holdingsなどによる企業連合への株式売却計画を撤回すると発表した。代わりに、転換社債の発行によりFairfaxなどから10億ドルを調達する。また、CEOのThorsten Heins氏は辞任する。

 FairfaxはBlackBerryの10%の株式を保有する筆頭株主。BlackBerryでは8月12日、企業価値の増大と規模の拡大を図るためとして、戦略的な代替案を検討するための特別委員会を設置すると発表。9月23日には、Fairfaxなどが約47億ドル相当でBlackBerryを買収する計画があることを公表していた。

 BlackBerryでは、今回の発表は8月に表明した「戦略的な代替案」を検討した結果だと説明。BlackBerryでは転換社債を発行し、投資家などから10億ドルを調達する。このうち、Fairfaxが2億5000万ドル分の社債を購入する。手続きは2週間以内に終了する予定。

 また、この手続きの完了後に、現CEOのThorsten Heins氏は辞任する。後任には、米Sybaseの会長兼CEOだったJohn Chen氏が、新しいCEOが決定するまでの暫定CEOとして就任する。

三柳 英樹